
教化部長 髙坂 幸雄
建国記念の日にちなんで
2月11日は、建国記念の日(皇紀2,672 年)ですが、是非門ごとに国旗を掲げてお祝い致しま しょう。我が国は天皇陛下を中心とした国柄で、「やまとの国」と言われて来ました。「大和国」とも書きますが、大きく和する国、大調和の広く深い心を持った国ということであります。その中心者である天皇さまが、代々ずっと一貫して続いて来られた(125代)ことが、世界で最も安定し、繁栄した国家を作り上げてきたのであり、私達は誠に幸運な民族と言えましょう。
今年1月1日に発表された、天皇・皇后両陛下が昨年詠まれた御製 (和歌)を紹介します。
天皇陛下
〈 東日本大震災の被災者を見舞ひて 〉
大いなるまがのいたみに耐へて生くる人の言葉に心打たるる
〈 仮設住宅の人々を思ひて 〉
被災地に寒き日のまた巡り来ぬ心にかかる仮住まひの人
皇后さま 〈 手紙 〉
「生きてるといいねママお元気ですか」文に項傾(うなかぶ)し幼な 児眠る
皇后さまの〈 手紙 〉は、行方不明になった母に手紙を書いているう ち寝入てしまつた宮古市の昆愛海ちゃん(5)の写真を新聞で目にし、 そのいじらしさにうたれて詠まれました。
昭和天皇の「喜びも悲しみも民と共にして…」の御心を受け継がれ、 常に国民の幸福と世界の平和を心から祈り、神の御心を現すご生活を送られているのが天皇・皇后両陛下であります。
また、皇太子時代の記者会見で座右の銘を尋ねられて天皇は「『忠恕』という言葉が好きです」と応えられています。忠とは自分の良心に忠実であること。恕とは人のことを自分のことのように思いやる気持 ちです。
総裁谷口雅宣先生は、生長の家でいう「天皇国日本」ということに ついて、
「天皇の生き方を模範とし、神意を第一とする生き方が一人一人の国民の間に弘まっていき、外国においても、キリスト教の国ならば゛神の国゛や゛神の国の義゛を第一にする人々の数が増えていけば、そこに神意が現成した素晴らしい国が建設されるだろうという意味であります。」(『信仰による平和の道』より)とお説き下さっています。
ところで、1月8日の読売新聞に天台座主:半田孝淳師と高野山真言宗金峯寺座主:松長有慶師による1,200年の両宗の歴史上初めての座主対談が掲載されました。天台宗は「草木国土悉皆成仏」すべての ものに仏が宿ると説き、「忘己利他」という教えを守ってきました。自分のことは忘れ人のために尽くすという思いやりの精神で、大震災の被災地に天皇・皇后両陛下が何度も行かれる姿は、まさに忘己利他だという。真言宗でも「仏心一如」山や川、空気や石ころにも命があると いう。今後、宗教は世界の環境問題にどう取り組むべきかという記者の質問に「自己だけでなく他者のためを考える。そこから平和や環境問題を解く一歩が踏み出せる。…天地万物に神仏が宿るという信仰を持つ両宗派が中核となって、環境への取り組みの環を広げる。そして無用な自然破壊を阻止し、日常生活を見直す自覚を持ってもらう。宗教界が震災後の日本人の生き方の支柱にならないといけないし、それがこれからの世界を動かすことになる。」
と結んでます。
生長の家の「自然と共に伸びる運動」により、環境問題を通じて今 、世界の宗教が、神の愛や慈悲喜捨の心を出して温暖化抑制に協働してしていく、多くの宗教が調和していく流れが出来つつあります。
地球温暖化の時代の現代に自然の中に神仏を見る「日本の実相顕現 」の運動を大きく前進させると共に万教帰一の生長の家の真理をすべての人々に伝えて参りましょう!